早稲田専修戦は、降雨が予報されていた6月24日に実施された。
早稲田大学がコイントスに勝利し、バッティングファースト(先攻)を選択した。
オープニングバッツマン(先頭打者)は、松村選手(3年)と川島選手(2年)が起用された。しかし、最近成績の振るわない川島は、オープニングボウラー(先発投手)の専修大学高橋選手により2点でボールドアウトにより打席を去った。
先頭打者が試合開始早々にアウトになり、専修大学の流れになるかと思われたが、その後松村と川島に代わり打席に入った下平選手(3年)が良いパートナーシップを築き、ランを積み上げていった。松村は、昨年のベストバッツマンの実力を見せつけ、その日偉業の62点ハーフセンチュリーを達成した。
続いて、下平に変わり早稲田大学キャプテンの池田選手(3年)がピッチに入る。いくつか打球を打ち上げてしまうも、守備の穴をつき得点を少しずつ重ねてゆく。最後はコートアウトに倒れるもハーフセンチュリー達成目前の48点を獲得した。
そして山下選手(3年)が打席に入るも、初球ボールドアウトによりゴールデンダックに沈んだ。
これからは古豪専修大学の流れになり、西田選手(2年)を除き一桁台の得点となった。イニングを終え、早稲田大学は213点を獲得した。
専修大学の攻撃は、高橋選手(3年)と濱田選手(4年)から始まった。しかし、日本代表でもある松村の投球に抑えられ、高橋がボールドアウトとなり、最初のオーバーは無得点のウィケットメイデンとなった。武田選手(1年)が打席に入るも、西田による好投と早稲田大学木村選手(2年)のナイスキャッチで2オーバー目に濱田がコートアウトとなる。しかし、西田はこのオーバーで、腰の痛みを訴え石川選手(2年)と交代した。
続いて、学生選手権では珍しいスピナーの山下が投球し、武田と濱田に代わり打席に入った鈴木選手(3年)の両選手を1点に抑えた。その後木村と岩崎選手(3年)も良い投球を続き、5オーバー目に岩崎による本日2度目のウィケットメイデンとなった。1年生ながらも好打を重ねた武田は、本オーバーでボールドアウトに沈んだ。
その後、はじめは荒れたが東川選手(2年)もオーバーを作り、ルーキーの涌田選手(1年)へオーバーをつなぐ。涌田は、本日1番の3ウィケットを獲得し、本試合のMOMに選出された。そして、海田選手(2年)が、最後のウィケットを獲得し、8オーバー目にオールアウトにより、早稲田大学が勝利した。
(小松)